介護リフォームをご検討のTさま
T様と初めてお会いしたのが、2007年2月に開催した那須町での現場見学会でした。
少しお話しをした後T様がお風呂場に行かれ家族でいろいろ話をしていました、私は『お風呂場を検討しているお客様なんだな〜』とそんな程度でしかその時は思いませんでした。しかしT様とお話をさせていただいて解ったのが、身体の不自由なお母さんの為にリフォームを考えていると言う事でした。
介護への理解

脱衣室の床から20cmも段差のある浴室、玄関での上がり降りの大変さはお母さんご本人にしか解らない事ですが、T様はお母さんの事を本当によく解っていて
『介護の仕方は人によって全然違う事、その人に合ったプランを考えないといけない。』
と一言、言われた事がすごく頭に残りました。私はT様と細かい所まで打合せをさせていただき、他社との相見積もりでしたが、リフォームは私に任せてもらえることになりました。
お互い満足の出来る工事
工事中でも気になることがあればT様と話し合いをし、職人さんに工事内容を伝えその結果、T様も私もそしてお母さんにとっても、とても満足の出来る内容に仕上げる事が出来ました。
また、どこのメーカーのシステムバスが使いやすく安全に使用できるかを考え提案をしました。T様はそのシステムバスを気入ってくれ、そのメーカーのショールームまでわざわざ足を運び、目で確かめてから実際に触れて最後は私の意見を取り入れてくれました。
そして、工事も予定の日程を少し過ぎてしまいましたが、とても喜んでくれました。
最後の最後でミス!
しかし最後の最後に私のミスでお客様にご迷惑をかけてしまいました。
その内容は『浴槽の残り湯の排水に時間がかかるのでは?』というお客様からの疑問。私はメーカーに直接お客様に電話をかけさせ任せてしまい、その結果間違った情報をお客様に伝えてしまったのです。
自分で確かめ確認をすれば何もおきなかったと反省しました。その後、お客様が納得していただくまで話し合いをし、納める事ができました。
お互い信頼し合えたからこそ…

数日後、T様邸にお邪魔した時に、お母さんがお迎えの車をベンチに座って待っていました。お母さんにご挨拶すると、本当に好い笑顔を見せてくれました。
T様は町の関係の仕事をしているのですが『良い事例ができ皆さんに見てもらいたい。』と私に話してくれました。
今回のリフォーム工事でもお客様からいろんな事を学ばせていただく事が出来ました。どちらか一方が満足や感動をするという工事は絶対に無いと思いましたし、お互い信頼し合えたからこそできるリフォーム工事だったと思います。
就職活動中の方へ一言
私はいつもお客様の立場になって物事を考えるようにしています。『なぜリフォームをしたいのか?』、『どうしてリフォームをしたいのか?』そしてもっと奥底の『なぜ』『どうして』を探し当てる事が出来た時にお客様を感動させる事が出来ると信じています。お客様に心から喜んでもらった時の感動は本当に何とも言えない気持ちになります。
就職活動中のみなさん、私たちスタッフと会う機会があると思います。その時はスタッフの顔をよく見てください。皆とても良い顔をしていますよ!