トイレ工事をご希望のお客様
2004年2月の出来事です。私は当時26歳、須賀川店勤務でした。
その日は、トイレ工事のご依頼がありました。お客様がご来店された時にあいにく対応出来ず、のちほどの連絡となり私は約束の時間にお客様へ連絡をしました。
奇跡の一部始終
鈴木『お世話になっております。オノヤリフォーム倶楽部の鈴木と申します。トイレ工事の件でご来店頂きまして誠にありがとうございました。』
奥様『はい?家の人が行ったのかな?』
鈴木『はい。ご主人様が御来店されましてトイレ工事をご検討とのことで、本日の18時30分に連絡を頂ければと伺ったのですが…。』
奥様『そうだったんですか。』
鈴木『はい。早速ですが、もし、ご都合がよろしければ日曜日の午前中にお伺いしたいと思ったのですが…。』
奥様『今、主人はいないけど、日曜日はいるから大丈夫ですよ。』
鈴木『そうですか。場所の確認ですが、番地が199番地とお聞きしたのですが地図を見ると98番地となっているのですが・・・。』
奥様『いえ、家は24番地ですが…。』
鈴木『・・・すみません。失礼ですがA様ですか?』
奥様『いえ、Mですが。』
鈴木『・・・申し訳ございません。間違えました。A様に連絡をするはずが・・・。』
奥様『いいんですよ。家もちょうどトイレ工事をやりたいと思っていたの。』
鈴木『そうですか!どうしましょう。そうしましたらお伺い致しましょうか?』
奥様『ん〜。色々と見たいのでそちらに日曜日に行っても良いですか?』
鈴木『はい。ありがとうございます。それでは日曜日にお待ちしておりますので。宜しくお願い致します。』
ついにM様とのご対面
待ちに待った日曜日となり、午前中はA様宅へクロージング(※契約前の打合せ)。66万円のトイレ工事をご契約。
午後になりついにM様とご対面です。
偶然の出会いにワクワクしました。来店されたM様のお話をじっくり伺うとトイレ工事だけではなく浴室と台所も検討しているとのことでした。私は一生懸命に対応し翌月の13日には590万円のご契約を頂きました。
必然の出会い
工事が始まり変わっていく家を見ていると他の部屋もリフォームもしたいと追加が重なり最終的には952万円の工事になりました。
その後も2005年には24万円の井戸ポンプの工事を、2006年には屋根改修で160万円のご契約を頂きました。現在の総額は1146万円です。
先日も相談したいとの依頼がありM様宅へお伺い致しました。私はM様とお話をすると元気になり気持がスッキリします。間違い電話がきっかけの偶然の出会いは必然だったのだろうとも思います。
また、今振り返ると当時M様に連絡をした日は確か私の誕生日だったと思います。26歳の素敵なバースディプレゼントでした。
ふりかえると…
電話番号の最後の一桁を5番を押すはずが無意識に8番を押したのがきっかけです。当時その出来事に吃驚しました。
工事中は問題もなく順調に進みました。時には現場の片付けをしている私に一生懸命やってくれているからと美味しいラーメン屋さんに連れて行って頂いたこともありました。家族のような感覚。この不思議な縁に感謝です。今後もM様と永いお付き合いが出来るように日々自分を磨きたいと思います。当時26歳だった私も次の誕生日には31歳になります。
就職活動中の方へ一言
M様(奥様)は着工の数日前に手をケガされました。
浴室工事の関係もあり温泉通いする訳だったのですが私は仮設風呂をサービスで設置しました。工事中はただでさえ騒音や他人と接するのでストレスが溜まります。そんな中、手をケガした状態で温泉通いもとなったら大変だろうと思ったからです。
ケースは様々ですが、満足を越えた感動をつくりお客様との絆を深めることがお客様を感動させることだと思います。
皆さんも感動のあるやりがいのある仕事を見つけて下さい。