お互い信頼し合えたからこそできるリフォーム工事

田中溝 平成11年入社
キッチンのリフォームをご希望のお客様
平成16年の4月のお話です。ご夫婦のお客様がショールームにご来店いただきました。 「キッチン」をリフォームされたいというご相談で、ご家族の中に介護をうけているお婆さんがいらっしゃって、体調も思わしくないというお話もされていました。 ご自宅でいろいろと具体的にリフォームについてお伺いし、お見積書もお出しいたしましたが、相見積りにはハウスメーカーもあり、その後は連絡がありませんでした。そのときはお婆さんは元気でした。
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ご家族の事情
私は「失注しちゃったなぁ・・・」と思って過ごしていたその年の秋。 お客様から電話があり、「実は母(お婆さん)が体調をくずしたので、リフォームどころではなかったんだよ。相見積りの会社は見積もりもろくに持ってこなかったんだ。もう一度見積もりし直してもらえなかな?」とのことでした。 「え?」とも思いましたが、「お婆さん大丈夫?」と思いながら、余計な話はせず、再度ご自宅にお伺いしました。
お婆ちゃんの笑み
お婆さんは車椅子での生活となり、今回は介護認定を受けていることから、バリアフリー工事も追加するこになりました。 データは保存してありましたので、工事は順調に進み無事完成し、介護保険の手続きをすべて完了した頃には季節も秋から冬へと変わる11月になっていました。 工事中はあまり姿を見せることもなかったお婆さんも、今では日々の生活のほとんどをベッドから起きて車椅子に乗り、リフォームを終えた新しいキッチンで過ごしています。 奥様からお話を聞くと「工事が終わってからというもの、テレビが見れるようになって、断熱工事もしていただいたこの部屋が一番暖かくていいみたいなのよ。前よりずっと元気になったみたいよ。」とのこと・・・。 お婆さんが笑みを浮かべてテレビを見ている姿と、そのまわりを囲むようにテーブルに座っているお客さまご夫婦の幸せそうな顔がいまだに忘れられません。
『リフォーム』は「ライフスタイル」を変えること
『リフォーム』は「ライフスタイル」を変えることなんだな、とつくづく思わされた現場のひとつです。 「新しいライフスタイルを提案します」はオノヤのテーマ。 見積書を提出してから半年経っての契約・着工・完工は稀にあることなのですが、そのほとんどはご家族の事情に左右されることが多いようです。 「リフォーム」を通じて自分の周りの人が幸せになってもらえる。いい仕事に巡り合えたなと思います。
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